2017 宝塚記念 遠征記
宝塚記念は、予想のポストがブログはおろかTwitterでもできておらず、ただ買った馬券をツイートするにとどまってしまった。
例年通りというか、今年は11頭立てということで盛り上がりに欠ける雰囲気。
国内現役最強のキタサンブラックが参戦するもそのほかのメンバーが手薄。
そんな中でなんで現地まで行って宝塚記念を見たかったのか?
関東のG1レースの生観戦はこれまで何度かあるものの、関西圏に遠征してG1レースを見ることは今まで一度もなかった。
学生の頃はやっぱり貧乏で遠征してG1レースを見ることもできず、社会人になってからはそんな余裕もなく、考えも及ばなかった。
そんな5月のある日。関西へ出張の予定が入った。
金曜日の夕方からデータセンターの見学で夜は接待(受けるほう)。
チョロい。チョロ過ぎる。
これは是が非でも6月25日の前々日の金曜日を指定しなければなるまい。
そう思って日程を併せに行ったんだけど、あえなく諸般の事情で出張自体が無くなってしまった。
泡と消える出張+宝塚記念現地の夢。
そんなある日、Twitterでフォローさせていただいているサラさん @thorough2012が欧州競馬の旅に出ることを知る。
なんとしかもチャリで競馬場を巡るという挑戦。
その瞬間、俺はなんてちっぽけなことで悩んでいるのかと思った。
日本国内で言葉も通じる、新幹線で2時間半程度の場所。
金はそんなにないけど行ける時に行っとかないと人生後がない。
ということで金曜の午後から休みを取っていくことにした。
(続きはこの下にあります↓↓↓↓)
三泊。
金曜、土曜、日曜。
月曜の朝に東京に帰ってきてそのまま仕事に行く。
だって日曜の夕方もし負けてたら、疲労感だけを残して新幹線に乗るのはつらい。
せめて一晩傷を癒して帰るべきだ。
いや、なんで負けること前提で考えているんだ。
勝って豪遊したら帰りの新幹線を気にしなくてすむじゃないか。
そんな気持ちでエイヤーと宿を三泊予約した。
セオリー通りだと大阪梅田のあたりに宿を取って阪急梅田から仁川へ行くのがいいんだろうけど、梅田近辺のホテルは適当なところがなかったので、梅田から意外と近い、尼崎に宿を取った。
ここで失敗、尼崎は阪神尼崎の駅のそばだったんだけど、仁川があるのは阪急。乗り換えが必要なのだ。
宿は別に悪くはなかったんだけど次回はもうちょっと考えようと反省。
金曜の昼に仕事を終え、そそくさと東京駅へ。
今回、新たにJR東海のエクスプレスカードを申し込み、EX-ICというICカードで新幹線に搭乗できるやつを初体験してみた。
EX-ICの早割21だと、21日前の予約で、11~15時台の新幹線が東京新大阪間11,000円。
通常価格は13800円くらいなので結構安い。
さすがに40歳を超えて高速バスは体力的に無理があるので新幹線をこの値段で乗れるのはありがたい。
申し込みからカードが届くまでは2週間程度見込む必要があるので余裕を持った計画を。
だがここでも、新幹線の時刻を14:50とぎりぎりの線にしてしまったがために、東京駅で2時間近く無駄な時間を過ごしてしまった。
予約の変更はスマホからweb経由で可能なのだが、早割21がきかなくなるので正規の料金がかかってしまう。しゃくだ。
2000円あれば三連複6点ボックスが買えるっちゅうの。
しかも予約した席は車両の最後方の窓側。後ろに気兼ねなく、コンセントも使いたい放題の席。
今回は苦渋の決断で東京駅で2時間時間をつぶした。
新幹線車内で競馬ブックを開き、家のパソコンにGoogleリモートデスクトップ経由接続しTARGETを起動する。
明日のレースを予想して臨む。
と意気込んだはいいが1週間の疲れが出て寝てしまった。予想結果0。
あっという間に新大阪についた。
革靴とスーツで、うどん屋を探し、551蓬莱の肉まんを探し、たこ焼きを探しているとチェックインの時間が迫る。
梅田の地下道を阪神電車方面の看板を頼りに移動。
人の往来が、金曜夜7時の東京駅のそれを8方向に拡大したような感じ。
なんとか宿にたどり着いた。
ビジネスホテル風の宿だが、部屋の明かりが暗い。ここでもブックをあける暇なく寝てしまう。超気持ちいい睡眠だった。
土曜日へつづく。